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特集 破魔弓祭(的ばかい) ~無病息災を願って~

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 四王子神社で行われる、約850年の伝統を誇る祭事「破魔弓祭(的ばかい)」。氏子達が御利益・幸福を得ようと、ご神体を安置した円座を奪い合ったことが起源とされており、「ばかい」とは、「奪い合う・取り合う」という意味の方言です。 無病息災・家内安全など御利益・幸福を得ようと、締め込み姿の男衆が、『的』を巡って激しい争奪戦が繰り広げます。 ここでは、破魔弓祭(的ばかい)を写真とともに振り返ります。

破魔弓祭(的ばかい)『的』製作  

的つくり(1)

【的 製作】

  1月初旬、破魔弓祭(的ばかい)で、締め込み姿の男衆が奪い合う『的』は、長洲町的ばかい保存会の4人の男性を中心に製作されます。1本ずつ束になるよう編まれたわらを渦巻状に編んでいき、麻緒とよばれるひもで締める作業を繰り返しながら、約7時間かけて直径60センチメートル、重さ6キロの『的』が完成します。

 

破魔弓祭(的ばかい) ~当日~

的献納祭(洲崎神社)

   神事(2) 的移動(3) 的移動(4) 
         【洲崎神社での神事】       【四王子神社へ奉納行列が出発】      【移動~長洲町内~】  
      
  午前10時より洲崎神社(大明神区)で『的』を献納する神事が行われます。 神事終了後、『的』は、四王子神社へ奉納するため、洲崎神社を出て長洲町内を通って、四王子神社へ運ばれます。
 

【洲崎神社】

    社帳旧記によれば、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、永暦元年(1160年)9月、筑前国三笠郡(ちくぜんのくにみかさごおり・現在の福岡県 太宰府付近)の四王子嶽(しおうじだけ)より、長須々崎浜の岩屋(現在の大明神区(だいみょうじんく))にご来現された折、高御座を設けて祀ったといわれています。その後、高御座が移された場所が、現在の「洲崎神社」となっています。

                                                                                                                                                                                      
 

的奉納祭(四王子神社)

的入場(5)     的神事         神事(7)     

 【ご神体を安置したといわれる円座をかたどった『的』が四王子神社へ奉納】                【四王子神社での神事】   

 

  ご神体を安置したといわれる円座をかたどった直径60センチメートル・重さ6キロのワラと麻で編まれた『的』が四王子神社へ奉納され、神事が行われます。

 

【四王子神社】

  安土・桃山時代に洲崎神社からご神体を遷宮(せんぐう)された場所が現在の四王子神社です。遷宮するさいに、氏子たちが多くの御利益を得ようと、ご神体を安置した円座を奪いあったことが、破魔弓祭(的ばかい)の起源とされています。また、蝮(ひらくち)退除の神としても有名であり、境内にある狛犬は「肥前狛犬」の類と見られ、貴重なのもとして長洲町有形文化財に指定されています。
                                                                                                                                                                                  

 

肥後ちょんかけごま 破魔弓太鼓奉納演奏

            こま(8)                   太鼓(9)

                              【肥後ちょんかけごま】                                     【ながす破魔弓太鼓奉納演奏】

          

  この日、四王子神社の境内では、破魔弓祭(的ばかい)に先立って「肥後ちょんかけごま」と「ながす破魔弓太鼓奉納演奏」が行われます。肥後ちょんかけごま保存会により、江戸時代から熊本地方に伝わる「肥後ちょんかけごま」が披露されます。このこまは投げごまでなく、空中ごまです。なお、操る技術は、熊本市指定無形文化財になっています。その後、ながす破魔弓太鼓による奉納の演奏が行われます。寒風を切り裂くような勇まし い太鼓の音が境内に響き渡ります。

 

 的ばかい(的投与祭)

  出番前の締め込み姿の男衆。境内は、出場者の熱気でみなぎります。いよいよ午後1時より的ばかい(的投与祭)が開始されます。

 

      参加者(10)    参加者(11) 

                    【還暦を記念しての出場者】                                      【海外からの出場者】

  

午後1時 神殿の扉が開かれ、出場者に『的』が投与され、勇壮な祭「的ばかい」の開始です。

 

    出番前(12)           的出(13)

                   【神殿前 的を待つ出場者】                                        【的が出場者へ】

 

 的ばかい(的投与祭)

  無病息災・家内安全など御利益・幸福を得ようと、多くの男衆により円座をかたどった直径60センチメートル・重さ6キロのワラと麻で編まれた『的』を、激しくぶつかり合いながらの争奪戦が繰り広げられます。真冬とは思えないどの熱気を放つ男衆には、力水が浴びせられ、水しぶきは、白い水蒸気となって沸きあがりその光景は、観客を魅了します。境内を「まーと!まーと!」と威勢のいい掛け声ともに、競り合いが1時間程度続いた後、男衆は境内から町中へ。最後は、有明海での万歳三唱で的ばかいは、終焉を迎えます。

 

ばかい(14) ばかい(18) ばかい(19)

          【まーと!まーと!威勢のある掛け声とともに激しく的を奪い合う】

            ばかい(16)       ばかい(17)

                     【無病息災を願い 子どもも参加】     

 

          ばかい(20)           ばかい21

        【クライマックスは有明海で!】               【万歳三唱にて終焉を迎える】 

 

的ばかい(的投与祭)終了

  的ばかい終了後、的ばかいのシンボルであった『的』は、長洲町的ばかい保存会の人たちによって裁断され、家内安全や無病息災などのお守りとして、町内の各家庭に配られます。


   ばjかい22    ばかい23    ばかい24

         【四王子神社へ】       【的ばかいのシンボルであった的は裁断され各家庭にお守りとして配られます】

 

最後に・・・

  四王子神社で約850年の伝統と歴史を誇る祭事 「破魔弓祭(的ばかい)」。そこには、長洲町の人々の生活の大切や伝統の重さが感じられます。全国の祭りに比べると規模は小さいですが、何百年もこうして長洲町の人々は、長洲町の祭りと神社を守り、家族の幸福・安全・健康を願ってきました。親から子へ、子から孫へ代々約850年も受け継がれてきた、長洲町の大切な伝統と歴史を誇る祭事「破魔弓祭(的ばかい)」。これからも、長洲町的ばかい保存会が中心となり、後世にきちんと継承されていきます。

最終更新日 [2015年1月5日]  
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