長洲町・熊本北部漁業協同組合・福岡大学との3者による産官学連携の協定より長洲海岸地先では、福岡大学が研究を進めているフルボ酸鉄シリカ資材(水質浄化作用)を用いて、干潟再生へ向けた実証試験・研究を実施しております。
3月28日(木曜日)に福岡大学が取り組んでいる実証試験・研究の成果を水産業関係者及び行政関係者への報告会が開催されました。この報告会では、福岡大学 渡辺教授よりヘドロの減少、あさりの資源回復、干潟の環境改善等が確認されています。また、この産学官連携の取り組みが熊本県内をはじめ、有明海沿岸地域への広がりをみせており、今後も水産振興及び干潟再生へ向けて期待されています。
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熊本北部漁業協同組合 上田代表理事組合長 | 福岡大学 渡辺教授 | 中逸町長 |
■長洲町・熊本北部漁業協同組合・福岡大学との産官学連携協定
・経緯
これまで、長洲町は熊本北部漁協と連携し、あさり貝等の水産資源回復へ向け、様々な事業に取り組んでおり、さらなるあさり等の資源回復を目指し、福岡大学産官学連携研究機関水循環・生態系再生研究所との3者による連携・協力に関する協定を締結し、長洲海岸地先でフルボ酸鉄シリカ資材を用いた実証試験・研究を実施しております。
・趣旨
この協定は、長洲地先干潟の再生・環境保全に努め、水産資源の漁獲向上をめざし、地域産業の活性化による町づくりを進めるとともに、学術研究成果の向上と人材の育成に寄与することを目的としており、あさり貝等の二枚貝が生息する長洲地先干潟の環境改善、水産資源の生息環境の改善及び再生、人材育成、教育及び学術研究に関する事項等について、連携・協力していくものです。