暑い時期になると、蚊が発生します。特にヒトスジシマカはジカ熱やデング熱といった病気を持っているものもいます。
蚊から病気をうつされないためには、
(1)蚊をできるだけ発生させない
(2)蚊にさされない
ことが重要です。
なぜ対策が必要?
ジカ熱やデング熱は蚊を介して感染します。原因となるウイルスは、感染した人の血を吸った蚊(日本ではヒトスジシマカ)の体内で増え、その蚊がまた他の人の血を吸うときにウイルスを移し、感染を広げていきます。
ジカ熱やデング熱に感染するとどうなる?
感染しても全ての人に症状が出るわけではありませんが、発熱や関節の痛み、発疹が出るといった症状が1週間ほど出ます。
また、ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症などの先天性障害をもった子どもが生まれたり、デング熱では出血を伴うデング出血熱となり重症化することがあります。
◆蚊の発生を減らすために、 定期的に幼虫が発生しそうな周辺の水たまりの除去・清掃をしましょう!
◆下草を刈るなど、成虫が潜む場所をなくしましょう!
◆やぶなどの蚊がいそうな場所に行くときは、肌を露出せず、虫除けスプレーを使用するなど、蚊に刺されないように注意しましょう!
新型コロナウイルス感染症との関連について
世界保健機関(WHO)は「蚊によって新型コロナウイルスに感染することを示す情報や科学的根拠はない」としています。
厚生労働省も同様に「蚊を介して人に感染した事例は見つかっていない」と説明していますが、
まだ不明な点が多いウイルスですので肌を露出せず、虫除けスプレーを使用するなど、蚊に刺されないように注意しましょう
*厚生労働省ホームページ:ジカウイルス感染症について(外部リンク)