3月28日、「一先窯」で作陶を行っている山口友一さん(葛輪区)が町役場を訪れ、山口さんが制作する小代焼がこの度、熊本県伝統的工芸品に指定されたことを報告しました。
これは熊本県が、工芸関係者の意識高揚を図り、利用者等に手作り工芸品に対する正しい認識を与え、県民の生活に豊かさと潤いをもたらすことを目的に指定を行っているものです。この指定は、伝統的な技術、技法、原材料が使用されていることや、長年の歴史を有することなど、さまざまな基準を満たす工芸品にのみ指定がなされており、令和5年3月現在、長洲町では父 耕三氏に次ぐ2件目、県全体では70品目117件が指定を受けています。
山口さんは、「普段から使い慣れていても、良い器だなと長く思ってもらえるような作品を作り続けていきたい。この指定がゴールではなく、これからも、ふとした瞬間に使っている人が心動く、伝統と現代を併せ持つ器を作っていきたい」と話しました。
また、リノベーション中の工房が、5月から6月にかけて完成予定であり、長洲町内の方にも気軽に立ち寄ってもらいたいと話されました。

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