この『嫁入り唄』は「のんしこら」の唄名で民謡界では熊本民謡として、全国的に知られています。 もともとは「肥後の嫁入り唄」と言われて広く熊本県下、特に有明海沿岸地方で、庶民の唄として江戸中期より歌い継がれてきたと言われています。
特に長洲地方では昭和10年頃まで婚礼の時、花嫁の友人・知人がこの嫁入り唄を歌い、手拍子で囃したてながら家の門口から花嫁を励まし、見送るという風習が続いていたため、いつの間にか『長洲嫁入り唄』と呼ばれるようになりました。
現在、この嫁入り唄を後世に残そうと、長洲町文化協会の中で保存会を設立し、文化祭や町行事での活動を行っています。
長洲嫁入り唄保存会