今回は、熊本大学教育学部附属小学校教諭の髙田 実里(たかた みさと)先生を講師として招へいし、「小学校英語教育のこれからと指導の実際」と題して講話を行っていただきました。
髙田先生は、現在3年生の学級担任と、6年生の外国語の授業も担当しておられます。
昨年度は、同校の外国語専科として、12学級の外国語活動・外国語の授業を担当されていました。
また、熊本県小学校英語教育研究会常任理事も務めていらっしゃいます。
講話では、参加した先生方の状況やニーズを確認しながら、髙田先生ご本人の実践と研究に基づき、子どもたちとの言語活動の充実などについてお話しいただきました。
また、新学習指導要領で示されたこれからの外国語教育のねらいや目標の再確認なども行いました。
研修の様子
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戸越教育長は、あいさつで「学ぶ教師に学ぶ子どもが育つ。」と、参加者に激励を送りました。 | 小学校教職員のほか、中学校の英語科担当、ALT(外国語指導助手)ら41名が、会場校の長洲小学校にて受講しました。 |
グループワーク
専門的な知識や実践経験から提案やアドバイスをもらうため、それぞれのグループには中学校の英語科の先生、ALTのエミリー先生やエリカ先生、小学校低学年で英語を教えるジョアナ先生にも入っていただきました。
模擬授業(発表)
模擬授業では、参加者の先生方を児童に見立て、体の部分の名称を学ぶための福笑いゲームや、絵カードを用いたキーワードゲームなど、それぞれのグループで研究した教材を使って発表を行いました。
発表された先生方は、単語を繰り返すときのスピードや、豊かな表情、大きなジェスチャーなどを工夫されており、楽しく学ぶ時間となりました。
発表後は、髙田先生から、英語の指導のポイントについて具体的なアドバイスをいただきました。各活動を行うにあたってはねらいを明確にし、使い分けることの大切さなどを教えていただきました。
参加者の感想
当日のアンケートでは、以下のような声が寄せられました。
<講話について>
・とてもわかりやすく、勉強になった。
・子どもと一緒に学ぶ姿勢を大切にして、今後の英語に取り組んでいきたいと思えた。
<模擬授業について>
・短い時間で難しかったが、英語の楽しさが体験して分かった。
・講話を聴くだけでなく、発表という目標を持ち、同学年を担当する先生同士で話し合って授業を考えることができて良かった。
町教育委員会では今後も教員のスキルアップと、幼児教育・小中学校とのつながりを強化しながら、英語教育の取組を推進していきます。