水害の被災地では、衛生状態が悪化し、感染症にかかりやすい状況にあります。土ほこりが舞う場所での「ゴーグル・ マスク」の着用と作業後の手洗いの徹底をお願いします。
粉塵(土ほこり)の吸入等によりかかる可能性のある感染症
レジオネラ症
・レジオネラ菌は、河川・土壌などに広く存在するため、災害後のがれきの撤去作業等の際、粉塵(土ほこり)を吸入することで、 感染する恐れがあります。
・特に、高齢者での発生が多く、重症化すると死亡する場合もありますので注意が必要です。
レプトスピラ症
・病原性レプトスピラを保有しているネズミ、イヌ、ウシ、ウマ、ブタなどの尿で汚染された下水や河川、泥などに触れることによって、また、それらに汚染された飲食物を摂取することで感染する恐れがあります。
・ペットなどに触れた後や排泄物を処理した後にも、手洗いまたは手指消毒を行ってください。
腸管出血性大腸菌
・大腸菌は、家畜やヒトの腸内にも存在し、そのうち毒素を産生し出血を伴う腸炎等を起こすものを腸管出血性大腸菌といいます。
・腸管出血性大腸菌は、ウシなどの家畜やヒトの糞便中に時々見つかるため、これらに汚染された疑いのある場所での作業は注意しましょう。
※感染症の発生及びまん延を防止するため、感染症予防対策を適切に実施いただきますようお願いします。
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★熊本県ホームページ:https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_34208.html