10月8日(土曜日)、上天草市大矢野町の「白涛地区」と「串地区」に建立されている「長洲漁民遭難の碑」へ長洲町教育委員会から環境美化作業のため訪問しました。
これは、3年前から実施しているもので、例年では9月のお彼岸前に実施していましたが、今年度は台風等の影響により、10月の実施となりました。
この慰霊碑は、明治26年10月13日に190隻余りの船に約380人の漁師がアミ取りに出漁したところ、翌14日に突然の暴風雨に襲われ、船が転覆して多くの漁師が遭難し、各地の海岸に遺体となって打ち上げられ、大矢野の「白涛地区」と「串地区」にも流れ着いた際に、地元の方々が遺体を収容し、手厚く埋葬され慰霊碑も地元の浄財により建設、維持管理していただいているものです。
また、毎年2月には、慰霊碑の管理等をしていただいている両地区の区長の方へ訪問し、当時のお話しをお聞きしながら、お礼のため訪問をしています。
長洲町の新山墓地にも「海難碑」として、この悲しい出来事を伝え、お亡くなりになった方々のご冥福を祀るため、321人の名が刻んであります。
【白涛地区 清掃活動】
【白涛地区 慰霊碑】
【串地区 清掃活動】
【串地区 慰霊碑】