世界骨粗鬆症デー(WOD:World Osteoporosis Day)とは
世界骨粗鬆症デー(WOD)は、1998年に国際骨粗鬆症財団(IOF・本部スイス)と世界保健機構(WHO)が共同により骨粗鬆症と骨代謝障害の啓発を目的として制定されました。「世界中から骨粗鬆症による骨折をなくす」ことを目標に世界規模でキャンペーンを展開しています。
骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症とは骨の内部がスカスカになり、もろくなることで骨折しやすくなる病気です。現在、骨折や、腰・背中の痛みがなくても、骨が弱っていると骨粗鬆症と診断されます。骨粗鬆症による骨折を起こすと寝たきりや認知症につながることがありますが、様々なケースで予防や治療もできる病気です。
年齢に伴う骨の強さの変化
骨は成長期にカルシウムを蓄積し、女性は15~18歳頃、男性は20歳前後に人生最大の骨量に達します。成長期以降は骨の新陳代謝を繰り返しながら、40歳半ば頃まで最大骨量が保たれます。
加齢や女性ホルモンの減少、カルシウム不足などでこの代謝がアンバランスになり、失われた骨量を十分に回復することができなくなると骨量減少が始まります。
骨量を測定し、自身の骨量を知ることが骨粗鬆症予防につながります。
年齢と閉経に伴う骨量の変化(概念図)引用:公益財団法人骨粗鬆症財団https://www.jpof.or.jp/
骨粗鬆症の原因
骨量が減少する最も大きな原因は加齢ですが、遺伝や生活習慣、閉経の影響を受ける複合的疾患です。
・カルシウム摂取不足
・マグネシウム、ビタミンD、ビタミンK等の不足
・女性ホルモンの減少
骨を強くするには?
十分な栄養
骨の健康にはカルシウム摂取が最も重要ですが、カルシウムのほかにも様々な栄養素が関わっています。
1日に必要なエネルギーや栄養素をとれるよう、バランスの良い食事をとることが骨粗鬆症予防につながると考えられています。
適度な運動
ウォーキングや筋力トレーニングなど骨に刺激が加わる運動が推奨されています。生活の中に軽い運動やこまめに家事をするなどの活動的な習慣を取り入れることも大切です。
日光浴
日光に当たり、体内でのビタミンDの合成を促すことが骨粗鬆症の予防となります。
料理教室に参加してみませんか?
毎月第3金曜日に保健センターすこやか館で「ながすクッキング」を開催しています。
健康に関する毎月のテーマをもとに管理栄養士からの講話と調理実習を実施し、みなさんで会食しています。
料理初心者の方も、料理が得意な方も大歓迎です!詳細は毎月、広報ながすに掲載していますのでご確認ください。
また、地区公民館での料理教室やパッククッキング講習等は各地区の「長洲町食生活改善推進員」が実施できますのでお気軽にご相談ください。
長洲町食生活改善推進員について詳しくはこちら