子どもの予防接種
最終更新日:2025年05月16日

 感染症の中には症状の重いものや後遺症が心配されるものもあります。それを防ぐために、免疫をつくろうとするのが予防接種です。
 また、予防接種のもう1つの目的は、集団を感染力の強い病気から守り、1人でも多くの人が受けることによって、病気を予防することです。
 かかりつけ医とよく相談して接種計画を立て、体調の良い時に受けましょう。


 

定期予防接種と任意予防接種

定期予防接種

 接種場所は医療機関(個別接種)となります。

 下記項目の接種対象年齢は、予防接種法で定められた定期の予防接種の対象年齢ですが、病気にかかりやすい時期を考慮して推奨年齢の期間での接種が勧められています。

(注意)予防接種対象年齢を過ぎた場合、接種費用は全額自己負担となりますのでご注意ください。


 

ロタウイルス

【接種対象年齢および注意事項】

ワクチンが2種類あり、種類ごとに以下の接種期間にある者。

 ワクチン名 対象年齢  接種間隔・接種回数・接種方法 
 1価(ロタリックス)

出生6週0日後から24週0日後まで 

27日以上あけて 2回 経口接種 
 5価(ロタテック)

 出生6週0日後から32週0日後まで

27日以上あけて 3回 経口接種 

 【初回接種の標準的接種期間】

生後2月から出生14週6日後までの間


 

B型肝炎

【接種回数】初回2回、追加1回
【接種間隔】
 2回目:1回目から27日以上の間隔おいて接種
  •  3回目:1回目から139日以上の間隔おいて接種

【接種対象年齢】生後1歳の前日まで

【推奨年齢】生後2ヶ月から生後9か月になるまで

  
 

ヒブ

【接種回数】初回3回、追加1回
【接種間隔】
 初回3回のとき:27日以上

 追加:初回接種(3回目)終了後、7ヶ月以上

【接種対象年齢】生後2ヶ月から5歳の前日まで
  • 【推奨年齢】初回接種開始は生後2ヶ月から生後7か月まで

※初回接種開始時の月齢ごとに接種方法が異なります。 

※五種混合を接種する場合は接種不要となります。


 

四種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ)

【接種回数】初回3回、追加1回

【接種間隔】
 初回3回のとき:20日以上
  •  追加:初回接種(3回目)終了後、6ヶ月以上

【接種年齢】生後2ヶ月から7歳6ヶ月の前日まで

  • 【推奨年齢】初回は生後2ヶ月から1歳まで
  • ※五種混合を接種する場合は接種不要となります。
 

五種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)

【接種回数】初回3回、追加1回

【接種間隔】
 初回3回のとき:20日以上
  •  追加:初回接種(3回目)終了後、6ヶ月以上

【接種年齢】生後2ヶ月から7歳6ヶ月の前日まで

  • 【推奨年齢】初回は生後2ヶ月から1歳まで
※令和6年4月から開始となりました。四種混合ワクチンとヒブワクチンが一緒になったワクチンです。
 

小児肺炎球菌

【接種回数】初回3回、追加1回

【接種間隔】
 初回3回のとき:27日以上
 追加:初回接種(3回目)終了後、60日以上(生後12ヶ月以降)
【接種対象年齢】生後2ヶ月から5歳の前日まで
  • 【推奨年齢】初回接種開始は生後2ヶ月から生後7か月まで
  • ※初回接種開始時の月齢ごとに接種方法が異なります。 

 

BCG(結核)

【接種回数】1回
【接種対象年齢】生後1歳の前日まで
【推奨年齢】生後5ヶ月から生後8ヶ月まで


 

麻しん・風しん(MR)

【接種回数】第1期:1回、第2期:1回

【接種対象年齢】
  •  第1期:生後1歳から2歳の前日まで
  •  第2期:小学校入学前1年間(年長児)(入学前年度の4月1日から3月31日)

  

水痘(みずぼうそう)

【接種回数】2回

【接種間隔】3ヶ月以上
【接種対象年齢】

 生後1歳から3歳の前日まで

【推奨年齢】

 1回目を生後1歳から1歳3ヶ月までに接種

 2回目は6ヶ月から1年の間隔おいて接種


 

日本脳炎

【接種回数】第1期:初回2回、追加1回 

      第2期:1回

【接種間隔】
 第1期:初回2回のとき 6日以上標準は28日まで

 追加:初回接種(2回目)終了後、6ヶ月以上(標準的には概ね1年)

【接種対象年齢】
  •  第1期:生後6ヶ月から7歳6ヶ月の前日まで
  •  第2期 9歳から13歳の前日まで
  • 【推奨年齢】
    •  第1期:3歳から5歳まで
    •  第2期:9歳から10歳まで

  • 【特例対象者】
  •  日本脳炎ワクチンの積極的な接種勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した人(平成19年4月1日以前に生まれた20歳未満の人)
  •  母子手帳を確認し、4回の接種が完了していない場合は早めに接種しましょう。
  •  ※保健センターにて母子健康手帳を確認後、予診票を配布しますのでご相談ください。


 

二種混合(ジフテリア・破傷風)

【接種回数】1回

【接種対象年齢】11歳から13歳の前日まで

  

 

子宮頸がんを予防するためのHPVワクチン

 令和4年4月1日より、他の定期予防接種同様、対象者に向けた積極的勧奨を再開しました。

【接種対象年齢】

・小学6年生から高校1年生相当の女子
・経過措置対象者
 平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性で令和4年4月1日から令和7年3月31日までに少なくともHPVワクチンを1回以上受けた者
 

  詳細については、「厚生労働省ホームページ別ウィンドウで開きます(外部リンク)」を参照してください。


 

任意予防接種

インフルエンザ おたふくかぜ など

項目 定期予防接種 任意予防接種
概要 予防接種法でワクチンの種類、対象者、期間が定められています。 予防接種法で定められておらず、個人の希望と医師の判断で接種する
ものです。
接種費用

全額公費負担

全額自己負担

(費用助成がある予防接種もあります。)

重篤な健康被害が起きた場合の救済制度 厚生労働省が認定したときに、救済給付を受けることができます。
請求手続きについては、保健センターすこやか館までご相談ください。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が窓口となっている医薬品副作用被害救済制度の対象になる場合があります。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ、個人で直接申請する必要があります。

 

子どもの予防接種の受け方

乳幼児期の予防接種の説明と予診票の交付

予防接種の説明と予診票の交付は、保健師の乳児家庭訪問(生後2週間~1か月頃)で行っています。

長洲町へ転入された方、予診票を紛失した方

  • 母子健康手帳で接種履歴を確認し、未接種の定期予防接種予診票を交付します。
  • 必ず母子健康手帳をご持参のうえ、保健センターすこやか館にご相談ください。


 

予防接種協力医療機関

 医療機関一覧は、下記PDFファイルをご確認ください。

   令和7年度子どもの定期予防接種協力医療機関一覧(令和7年4月時点)(PDF:117.5キロバイト) 
 

保護者が同伴できない場合の予防接種(委任状)  

予防接種実施要領において、予防接種には保護者(父母またはそれに代わる親権者)の同伴が必要となっています。

保護者が同伴できず、親族に同伴を依頼する場合は下記の委任状が必要です。

母子健康手帳と予診票と委任状をもって医療機関で接種してください。

 

協力医療機関以外で予防接種を希望する方

保護者が里帰り等の理由により、協力医療機関以外で定期予防接種を希望する場合、住所地の自治体から、接種を行う医療機関等への依頼書が必要です。

予防接種前に、以下の予防接種依頼書交付申請書をご記入のうえ、保健センターすこやか館へ申請してください。

 

また、接種後にその費用を助成することができます。(償還払い)

予防接種後に下記書類に、使用した予診票、予防接種費用の領収書、母子健康手帳を添えて、保健センターすこやか館へ申請してください。

 
 


このページに関するお問い合わせ

福祉保健介護課 保健センター(すこやか館)

TEL:0968-78-7171
 

保健予防係

他のカテゴリを見る
カテゴリ選択