高齢者肺炎球菌感染症予防接種(定期・任意)
最終更新日:2026年04月21日

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高齢者に対する肺炎球菌ワクチンによって、重症な肺炎などにかかることを予防できます。65歳の方と、60~64歳で一定の基礎疾患がある方は1回接種ができます。

肺炎球菌感染症とは

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、咳やくしゃみなどを通じて飛沫感染します。日本人の約5~10%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が増殖し、下気道や血流中へ侵入することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。

使用するワクチンと効果

沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)を用いて、1回筋肉内に接種します。なお、令和8年度より、定期接種で用いるワクチンが23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)から、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)に変更になりました。

【ワクチンの効果】
  • 肺炎球菌には、100種類以上の血清型があり、定期接種で使用される沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)は、そのうち20種類の血清型を対象としたワクチンであり、この20種類の血清型は、成人侵襲性肺炎球菌感染症(※)の原因の約5~6割を占めるという研究結果があります。
  • 沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)は、血清型に依らない侵襲性肺炎球菌感染症全体の3~4割程度を予防する効果があるという研究結果があります。
  • また、定期接種で使用される「沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)」は、血清型に依らない侵襲性肺炎球菌感染症の3~4割程度を予防する効果があるという研究結果があります。

※侵襲性感染症とは、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことをいいます。

ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシー、痙攣(熱性痙攣含む)、血小板減少性紫斑病がみられることがあります。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
報告頻度 10%以上 注) 1~10% 注) 1%未満 注) 頻度不明
皮膚 発疹、そう痒症、多汗症、脂肪腫 血管性浮腫、多形紅班、蕁麻疹、蕁麻疹様発疹
呼吸器 咳嗽、鼻咽頭炎 呼吸困難、気管支痙攣
局所症状
(注射部位)
疼痛・圧痛
(59.6%)
紅斑、腫脹 そう痒感、血腫、熱感、蕁麻疹 皮膚炎、硬結、上腕の可動性の低下
胃腸障害 胃炎、下痢、腹部不快感 食欲減退、嘔吐、悪心
血管及びリンパ系障害 注射部位に限局したリンパ節症
筋・骨格系 筋肉痛 (38.2%)
関節痛 (11.6%)
筋浮腫、筋骨格硬直 筋肉痛憎悪、関節痛憎悪
精神神経系 頭痛 (21.7%) 不安、味覚不全 中期不眠症、易刺激性、傾眠状態、睡眠増加、不安定睡眠、不眠
循環器 動悸
過敏性反応 顔面浮腫、呼吸困難、気管支痙攣
その他 疲労 (30.3%) 悪寒、腫脹、発熱、異常感、疼痛

注)発言頻度は国内又は海外で実施した臨床試験の結果を合算して集計している。

接種を受けられない方

以下の方は、接種を受けることができません。
・ジフテリアトキソイドによってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな方
・その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方

以下のような場合は接種を受けることができませんので、治ってから受けるようにしてください。

・発熱している
・重篤な急性疾患にかかっている

接種に注意が必要な方

以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談してください。
・免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
・心臓、腎臓、肝臓、血液の病気がある方
・これまでに、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
・けいれんを起こしたことがある方
・沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)の成分や、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)にも含まれるジフテリアトキソイドに対してアレルギーを呈するおそれのある方
・血小板減少症や、凝固障害のある方
・抗凝固療法を受けている方

他のワクチンとの同時接種・接種間隔

医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、帯状疱疹ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。また、他のワクチンとの接種間隔に制限はありません。

接種を受けた後の注意点

予防接種の接種後30分程度は安静にしてください。また、体調に異常を感じた場合には、速やかに医師へ連絡してください。
注射した部分は清潔に保つようにしてください。
接種当日の入浴は問題ありませんが、接種部位を強くこすらないでください。
当日の激しい運動、大量の飲酒は控えるようにしてください。

定期接種の対象者とスケジュール

以下に該当する方に、1回の接種を行います。
  • 65歳の方
  • 60~64歳で対象となる方(※)
    ※心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

(注意点)
・65歳の誕生日前日から66歳の誕生日前日までに接種することができます。66歳の誕生日以降は定期接種の対象となりません。
・過去に20価および23価肺炎球菌ワクンの接種を受けたことがある方は定期接種の対象となりません。
・協力医療機関にご予約のうえ接種してください。
・協力医療機関以外での接種を希望される場合は必ず事前にすこやか館までご相談ください。

協力医療機関で接種する場合の自己負担額
20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)
自己負担額 3,500円
助成回数 1回

定期接種対象者には誕生日の翌月に通知を発送しております。
接種を受ける際には、同封している予診票及び予防接種済証が必要となります。
万が一、紛失等をされた場合にはすこやか館へご連絡ください。

任意接種

接種日当日に65歳以上の方で、定期接種の対象者以外の方(過去に接種機会を逃した方など)

(注意点)
・協力医療機関にご予約のうえ接種してください。

協力医療機関で接種する場合の費用助成額
20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)
助成額(上限額) 3,000円

予防接種健康被害救済制度について

予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。

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